それから3日たった…

ルカは再び立入禁止区域ーあの石版と彼女がいた場所に来た

その日はたまたま授業が半日で終わった為、彼女に会いに来たのだ

「おぉ!来たか」

彼女ー《悲しみの悪魔》が子供のような無邪気な笑顔をした

「久しぶり、っていったら変かな」

ルカは優しく微笑み彼女を見る

「我にとっては三日も久しぶりの範囲じゃ。」

「そうなんだ」

とひとしきり笑った

そしてルカがなにか思い出したような顔をした

「僕、名前言ってなかったよね。
ルカって言うの。ルカ・フォルドフォーテ」

「ルカか。良い名じゃ」

「それで、君の呼び方、決めてきたんだ」

ルカはニッコリ笑い、彼女を見る

「セナ。セナってのはどう?


「セナ…か。」

彼女はう~んと考える格好を取り唸る

そして顔を上げ、ルカの方を見た

「セナ、セナか…
よい、よいぞ
我の名は今日からセナじゃ」

と《悲しみの悪魔》はセナという新しい名前がついたのだ