私は川崎君と途中で別れてからこっそりと教室に入った。



別にそんなことしなくても私が一時間くらいサボったって誰も気にしないと思うけど……。



うん。
なんとなくね……



でも、梓ちゃんには教室の入口でもう気付かれた。


やっぱり梓ちゃんは色々と素早い。



見つかったと思ったら、今度は凄くいやらしい笑顔をみせてきた。