ちっぽけな幸せを君に

 綾香は次の日の朝、俺が仕事に行く前に家へ送る事を条件に了承し、一言付け加えた。


 「ちゃんと避妊はしてよね、歌菜はまだ子供なんだから」


 俺は冗談に聞こえず苦笑いを返し電話をきった。



 ベットに入った歌菜は甘えるように俺の肩に頭をもたげ、胸に手を這わせる。


 「かずきさん……」


 付き合ってから三ヶ月、俺達はセックスもしてないわけではない、ただその日の歌菜はいつもと違った。