ちっぽけな幸せを君に

 「うん!私ね、指輪が欲しい!」


 「指輪?」


 「そう、ペアリング!」


 「よし、わかった!」


 それから俺達はいくつかのデパートや宝石店をまわり、最終的に1番最初の店で見たシンプルなデザインのシルバーリングを買った。


 「かずきさん、ありがとっ!大事にするね」


 歌菜のその笑顔を見ていると、自然と俺まで顔が綻んでくる。