ちっぽけな幸せを君に

 「はぁーい 」


 歌菜間延びした返事をしてから隣の部屋のドアを開ける。


 「あっ!お姉ちゃんかずきさん襲っちゃだめだよ?」


 「ばか言ってないで早く着替えてきなさい!」


 歌菜はそそくさとドアを開けると中へと消えていった。


 「まったく……」


 綾香は台所へ行くとコーヒーを三つお盆に乗せて戻ってくると、テーブルにおいた。


 「かずきはブラックでよかったわよね?」