涙が愛しさに変わるまで




「大丈夫ですか?」


泣き止んだ千夏さんに水を持って行った。

水を受け取った千夏さんは苦笑いを見せた。


「もう、やだなぁ……。大学生にもなって人前で泣くなんか。」


赤く腫れた目でまた、苦笑いをする。



「泣くのを我慢し過ぎたら、辛いだけです。」

「真依は優しいな。」

「えっ?あ!!な、生意気なこと…。」


「全然、生意気なんかやない。」


首を横に振りながら、優しい声でそう言ってくれた。