涙が愛しさに変わるまで





「あの…」



ぼーっとしてる私に少し遠慮がちな声が飛んできた。




「あ、はい。なんでしょう?」




「あの、真依っていうの?」




赤い顔で少し控えめに尋ねられた。



私が男ならここで惚れてる。




「そうなんです」




そう言うと、女性の顔がぱっと喜びに変わった。




目を大きくしてるけど口は笑ってる。



「わ、私も真依っていうの!!」




「そ、そうなんですか!?」



思わず彼女の手を握ってしまった。