恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

「とにかく、コイツと結婚するから」

当麻くんは私の肩を引き寄せる。

「そうか、そうか。じゃあ、すぐに新居を用意しないとな。

ちょうどいい物件がこの近くにあるから……」

当麻くんのお父さん、不動産関係のお仕事してるんだよね。

けど、この近くって言われても。




「は? オレが片田さんとこで働くの知ってんだろ。こっから遠いっつの」

当麻くんはぶっきらぼうに言うんだけど、お父さんの方は全く動じてない。

それどころか……。

「言っとくけどな。孫ができたなら、話は別だ。

当麻は違うグループ会社に転勤だ。こっから近い会社に配属してやる」

話の展開が見えず、キョトンとする当麻くん。

「頭悪いんじゃね? 片田さんの会社で、なんで親父に権限があんだよ」




「ハハハッ! 片田の会社はウチがとっくに買収したわ!

ウチのグループの傘下に入れて喜んでたぞ? もちろん当麻への口止めは頼んでたけどな」

ウソ―ッ!

そうなの!?

当麻くんを見ると、珍しく真っ青になっていた……。