恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

「デキた……みたい」

「へっ?」

予想外の言葉だったのか、当麻くんは気の抜けた声を出した。

「あの……ね。赤ちゃん……デキちゃったみたい、なの」

そしたら当麻くんは抱きしめてる体を離し、

すっごく嬉しそーな顔をしていた。




その表情に、私の方が唖然。

あれっ。

一緒に悩む所だよね?




「マジかよっ!! すげーな。オイ、いつ産まれてくんの? 男? 女?」

……はいっ?

「検査薬しただけだからまだはっきりとは……」

「ヤべ~。超嬉しい! オレも、もうパパか。ヤローはゴメンだな。やっぱ、さやに似た娘がいいな」

今まで悩んでたのは、なに?ってぐらいに、ひとりで勝手に話進めてるし。




「当麻くん……。性別はまだわからないよ。それに、いきなりこんな話されて、驚かないの?」

「は? なんで驚くんだよ。嬉しい」