恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

「つ~ことで、あのふたりでウマくまとまってくんねーかな? ってのは甘い?」

……へっ!?

「だから悠馬くんを呼んでたの?」

「たりめ~だろ。悠馬ってオレにちょっと似てっし?

キララも今日のことで、明日からは「悠馬様~!」じゃね?」




「まさかぁ~」

「『当麻様~!』が明日からなくなると思ったら、ちょっと寂しいけどな?」

「もうっ、またそんなこと言って。イヤがってるフリして、実は喜んでたんじゃないの?」

「んなことねぇって。オレには、さやだけ」

当麻くん、ニンマリ笑って私の体をキュッと引き寄せる。

そして簡単に、腕の中に閉じ込められてしまった。




「ごまかされた……」

「この抱き心地、たまんね~わ。悠馬も帰ってくんの遅そ~だし、早くウチ帰って……しよーぜ」

「えっ、なにを?」

「言わせんなよ」

「きゃっ……」

ウチに帰ってって言ってたくせに、

そのまま空き教室で……

しばらくイチャついていたのは、言うまでもなく。