気になって、廊下へそっと出てみると。
「あのオンナ、フざけすぎ」
悠馬くんが吐き捨てるように文句言ってる。
『あのオンナ』って、誰?
「おぅ、さや。今の話……聞いてたか?」
当麻くんが不機嫌そうに呟く。
「ううん、なんにも……」
「ならいい。悠馬、その話確かなんだろーな」
「マジっすよ。ウソだと思うんならさっきメールで送ったブログ見て下さいよ」
ブログ?
当麻くんはケータイを取りだし、マジマジと見ている。
覗きこもうとしたら、当麻くんに阻止された。
「さやは首突っ込むな」
「えーっ、見たいよ。誰が書いたブログなの?」
聞いてみるけど、当麻くんは質問には答えず、ケータイをなおした。
もうっ、教えてくれたっていーのに。
「行くぞ」
当麻くんは私の腕を取り、そのままろう下を歩きだした。
残された悠馬くんを振り返ると……
面白くなさそうにして、壁に寄っかかっていた。
「あのオンナ、フざけすぎ」
悠馬くんが吐き捨てるように文句言ってる。
『あのオンナ』って、誰?
「おぅ、さや。今の話……聞いてたか?」
当麻くんが不機嫌そうに呟く。
「ううん、なんにも……」
「ならいい。悠馬、その話確かなんだろーな」
「マジっすよ。ウソだと思うんならさっきメールで送ったブログ見て下さいよ」
ブログ?
当麻くんはケータイを取りだし、マジマジと見ている。
覗きこもうとしたら、当麻くんに阻止された。
「さやは首突っ込むな」
「えーっ、見たいよ。誰が書いたブログなの?」
聞いてみるけど、当麻くんは質問には答えず、ケータイをなおした。
もうっ、教えてくれたっていーのに。
「行くぞ」
当麻くんは私の腕を取り、そのままろう下を歩きだした。
残された悠馬くんを振り返ると……
面白くなさそうにして、壁に寄っかかっていた。


