「……当麻くん! せっかくだから、今日は食べて行ったら?」
「は?」
まさか私がこんなこと言いだすなんて思ってもみたかったみたいで、当麻くんは気の抜けた声を出した。
「さやさん、話わかるね! さ、当麻様。キララのとなりに座ってね?」
キララちゃんは当麻くんを引っ張ってくると、
私とキララちゃんとの間に座らせた。
「さや、いーのかよ」
「せっかく作ってくれたんだもん。今日だけ、もらったら?」
当麻くんのために毎日お弁当作ってたんだよね。
私、そんなのしたことないし。
「やったー。当麻様、あ~んして。キララが食べさせてあげる」
「……帰るぞ?」
「それはヤダ。じゃあ、どうぞ」
キララちゃんは諦めたように、当麻くんにお箸を渡していた。
「…………」
無言で食べてる当麻くん。
もしかして、私に気を遣ってる?
キララちゃんは自分もお弁当を食べながら、
嬉しそうに当麻くんの様子をうかがっていた。
「は?」
まさか私がこんなこと言いだすなんて思ってもみたかったみたいで、当麻くんは気の抜けた声を出した。
「さやさん、話わかるね! さ、当麻様。キララのとなりに座ってね?」
キララちゃんは当麻くんを引っ張ってくると、
私とキララちゃんとの間に座らせた。
「さや、いーのかよ」
「せっかく作ってくれたんだもん。今日だけ、もらったら?」
当麻くんのために毎日お弁当作ってたんだよね。
私、そんなのしたことないし。
「やったー。当麻様、あ~んして。キララが食べさせてあげる」
「……帰るぞ?」
「それはヤダ。じゃあ、どうぞ」
キララちゃんは諦めたように、当麻くんにお箸を渡していた。
「…………」
無言で食べてる当麻くん。
もしかして、私に気を遣ってる?
キララちゃんは自分もお弁当を食べながら、
嬉しそうに当麻くんの様子をうかがっていた。


