「あははっ、だけど朝食は作らせるんだ?」
「それは悠馬がやりたいことだから、いーんだって。
さやも、悠馬が作る朝飯好きだろ? 毎日完食してんじゃん」
「うん。いつも飽きないように工夫してくれてるもんね」
「だろ? ちなみにこのウサギ、悠馬が義理の弟の弁当によく入れてたらしー。
羨ましいな。オレなんか、小学校の運動会や遠足は、コンビニ弁当だったからな」
「コンビニ弁当!?」
「そ。ウチの母親料理できねーし。金だけ渡されてさ。
だから……料理できる悠馬って、すげーって思う。
伸ばせる才能は、伸ばすべきだと思わねー?」
「うん、そうだね」
小さい頃はお母さんがお弁当に入れてくれてたウサギのリンゴだけど、
最近は食べることなんてなかったな。
悠馬くんが切ってくれたリンゴをかじると……
なんだか懐かしくて、優しい味がした。
「それは悠馬がやりたいことだから、いーんだって。
さやも、悠馬が作る朝飯好きだろ? 毎日完食してんじゃん」
「うん。いつも飽きないように工夫してくれてるもんね」
「だろ? ちなみにこのウサギ、悠馬が義理の弟の弁当によく入れてたらしー。
羨ましいな。オレなんか、小学校の運動会や遠足は、コンビニ弁当だったからな」
「コンビニ弁当!?」
「そ。ウチの母親料理できねーし。金だけ渡されてさ。
だから……料理できる悠馬って、すげーって思う。
伸ばせる才能は、伸ばすべきだと思わねー?」
「うん、そうだね」
小さい頃はお母さんがお弁当に入れてくれてたウサギのリンゴだけど、
最近は食べることなんてなかったな。
悠馬くんが切ってくれたリンゴをかじると……
なんだか懐かしくて、優しい味がした。