「ま、とにかく当麻先輩の言いつけなんで、今日の帰り、迎えに行きます」

「冗談じゃないよ。……悠馬くんといる方がキケンだと思うんだけど?」

そう言ったら、

悠馬くんは、側にあった机を……。

――ガンッ!!

と蹴った。



――ビクッ!

と震える私の身体。




やっぱ、ヤンキーだ。

怖いっ!

思わず後ずさり。

けど、悠馬くんはそれ以上私に近付いてこようとしなかった。



「勝手に帰ったら、オレがヤキ入れられんで……帰らないように。

帰ったら、わかってますよね?」