「なによ……そんなの、悠馬くんに言われる筋合いナイから」

「大アリだっつの。アンタのせいで、去年から当麻先輩おかしくなったんだって。

集会には来ねーし、ケンカの回数も減った、タバコ吸わねぇ、

オンナ遊びもやめて、最近マジメにバイトばっかしてっしさぁ」




え、それって普通だってば。

今までがおかしかったんじゃないの!?



「……あ~あ。当麻先輩のオンナがあんたって、すげーテンション下がんだけど」

「そこまで言う……?

私だって、当麻くんの一番弟子が悠馬くんって、なんかイヤなんですけど!?」



負けじと言い張ってみるけど、

悠馬くんは、私の言葉なんて聞いてナイみたい。

ダルそうに首をまわすと、私をチラッと見る。