恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

ウチに着いたら、お母さんもお兄ちゃんもいなくてふたりっきり。

とりあえずリビングのソファでまったりしていた。

「そろそろ、コレ捨てていーんかな」

当麻くんは、ポケットから1枚の紙を出した。

それは……

当麻くんがココに住みだしてから、お兄ちゃんが渡した五ヶ条。




「当麻くん、全然守ってナイもんね」

「守ってんだろ。流星さんがいる前では、ふたりきりにならない。お互いの部屋に行かない。

最後まで……今からいく?」

当麻くんは甘い表情を見せて、私をソファに押し倒してくる。




「もうっ。しません~。あっ、宿題しなきゃ」

「ウソつけ! 始業式から宿題出るかよ」

当麻くんは私に乗っかってきて、ギュッと抱きついてくる。

首にたくさんキスを落とされて、くすぐったい。

「んー、もぅ。くすぐったいよ」

「悠馬、しばらく帰ってこなきゃいーのにな。

そしたら、ずっとさやとこーやってられる」

「うん……」

当麻くんが、ふと真剣な顔をしたから、私も見つめ返した。