恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

「悠馬、サンキュ」


当麻くんはそんなことより、サンドイッチの方が魅力的みたい。


悠馬くんから受け取ってすぐに食べようとしていた。


「ちょっと、こんな所で食べないで帰ろうよ」


「あっ、そーだ。当麻先輩」


私の話を遮り、悠馬くんが当麻くんに話しかける。


「ん? 悠馬も食えよ」


「いや、オレはアイスあるんで。ところで……店ん中に、すげーキレイなコいるんすけど。見ました?」


「レジの姉ちゃん? あーいうの好きだっけか」


当麻くんになんの話してんのよっ。


悠馬くんをニラむけど、私の方なんてサッパリ見てない。


「イヤイヤ……。そこのガラス越しに、雑誌読んでる」


え。


当麻くんはサンドイッチを落としそうになってるし、


私も驚いた。


「それって、ウチの学校の制服着てるコ?」


それとなく聞いてみる。


「そうそう。何年だろな。ウチの学年じゃねぇし……当麻先輩の学年かな、とか思ったり」