当麻くんは呟くと、ひとりで喫茶店の入口へと向かう。
え……
どこ行っちゃうの!?
慌てて、当麻くんのあとをついてお店を出た。
「……当麻くん。まだ話終わってナイよ?」
外に出ると、空気がヒンヤリ冷たい。
「おぅ」
当麻くんは、入口付近にしゃがみこむと、頭を垂れてしまう。
「……どうしたの?」
「ヤベーよ。爺さんの話、まともに聞けねぇの……。
マジでなくなんだな、この店」
当麻くん……。
話を聞いててツラかったんだね。
だから出てきたんだ……。
「……いつか、当麻くんがまたココにお店を開くんだよね?」
「…………」
「同じように建てようよ。思いっきりレトロにして、店内もわざと埃っぽくするの」
「ブッ……なんだよ、ソレ」
当麻くんは顔を上げないまま、ちょっとだけ吹きだした。
え……
どこ行っちゃうの!?
慌てて、当麻くんのあとをついてお店を出た。
「……当麻くん。まだ話終わってナイよ?」
外に出ると、空気がヒンヤリ冷たい。
「おぅ」
当麻くんは、入口付近にしゃがみこむと、頭を垂れてしまう。
「……どうしたの?」
「ヤベーよ。爺さんの話、まともに聞けねぇの……。
マジでなくなんだな、この店」
当麻くん……。
話を聞いててツラかったんだね。
だから出てきたんだ……。
「……いつか、当麻くんがまたココにお店を開くんだよね?」
「…………」
「同じように建てようよ。思いっきりレトロにして、店内もわざと埃っぽくするの」
「ブッ……なんだよ、ソレ」
当麻くんは顔を上げないまま、ちょっとだけ吹きだした。


