指先が当麻くんの唇に触れ、ドキドキ。
一瞬悠馬くんにからかわれた言葉を思いだし周りを見回したけど、
端の席にいるからか、誰もコッチを気にしてるひとはいなかった。
「私……なんにもしてナイよ?」
「いや、十分してもらった。昔のオレなら、こんな企画したりしなかった。
爺さんのためになにかしたいって思っても、照れくさいっつーか……」
当麻くんはちょっとハニかむと、目を閉じて私の手を頬にあてる。
「そういや……今日ってバレンタインだっけ」
「うん……」
一応チョコは持ってきた。買ったヤツなんだけどね。
「なんかもらえんの?」
「うん。あとで、渡すね?」
「今、欲しー」
また始まった。
当麻くん、誕生日にアクセサリープレゼントしたときもそうだったけど、
すぐ欲しがるんだから……。
「ダメだよ。みんなもいるし……」
また悠馬くんに言われたことが頭にチラつく。
そんなにイチャついてるかな、私たち。
一瞬悠馬くんにからかわれた言葉を思いだし周りを見回したけど、
端の席にいるからか、誰もコッチを気にしてるひとはいなかった。
「私……なんにもしてナイよ?」
「いや、十分してもらった。昔のオレなら、こんな企画したりしなかった。
爺さんのためになにかしたいって思っても、照れくさいっつーか……」
当麻くんはちょっとハニかむと、目を閉じて私の手を頬にあてる。
「そういや……今日ってバレンタインだっけ」
「うん……」
一応チョコは持ってきた。買ったヤツなんだけどね。
「なんかもらえんの?」
「うん。あとで、渡すね?」
「今、欲しー」
また始まった。
当麻くん、誕生日にアクセサリープレゼントしたときもそうだったけど、
すぐ欲しがるんだから……。
「ダメだよ。みんなもいるし……」
また悠馬くんに言われたことが頭にチラつく。
そんなにイチャついてるかな、私たち。


