胸に手をあててると、悠馬くんが2階からおりてきた。

「当麻さんの次、オレ風呂入っていー?」

「どうぞ~」

「さやさんは? まだ入んない?」

「うん。いいよ、先入って」

「サンキュ。いつも悪いね、オレらが先で」

悠馬くんはそう言うと、お風呂場へと移動した。




ここ最近の……悠馬くん。

憎まれ口たたかないんだよね。

やっと改心したのかな?

当麻くんが忠告した感じでもないみたいだし……。

素直なら悠馬くんもかわいいんだけど。




トントンと、2階からおりてくる足音が聞こえる。

やっと当麻くんが上の服を着てきてくれたみたい。

ホッ……。

「さや……ちょっと相談があんだけど」

「なに?」

どうしたんだろ、改まって。