「……当麻くん?」
側に寄って、顔を確かめる。
少しうつむいてるけど……当麻くんだよ。
「ん……」
私の声に気付いて、長い睫毛が微かに動く。
瞼をそっと開け、愛しそうに私を見つめる瞳。
「まだ夢見てんのかな……。さっきまでさやの夢見てたんだけど?」
「夢じゃないよ。当麻くん……会いたかった」
ギュッとしがみつくと、応えるように私を抱きしめてくれる。
「……オレも」
会えなかったときの寂しさが、この一瞬で吹き飛んでいく。
心の奥底から、体の隅々まで……当麻くんで満たされていく気がする。
「どうして、ココにいたの? 上に来ればよかったのに」
「カラオケ……」
「……えっ?」
「カラオケ苦手」
「ウソッ」
そう言えば、当麻くんとカラオケ言ったコトないかも……。
「もしかして……」
「いや、音痴じゃねぇぞ? バラードしか歌わねぇからな。場に合わないし?」
「フフッ」
「いや、だから違うっつの!」
側に寄って、顔を確かめる。
少しうつむいてるけど……当麻くんだよ。
「ん……」
私の声に気付いて、長い睫毛が微かに動く。
瞼をそっと開け、愛しそうに私を見つめる瞳。
「まだ夢見てんのかな……。さっきまでさやの夢見てたんだけど?」
「夢じゃないよ。当麻くん……会いたかった」
ギュッとしがみつくと、応えるように私を抱きしめてくれる。
「……オレも」
会えなかったときの寂しさが、この一瞬で吹き飛んでいく。
心の奥底から、体の隅々まで……当麻くんで満たされていく気がする。
「どうして、ココにいたの? 上に来ればよかったのに」
「カラオケ……」
「……えっ?」
「カラオケ苦手」
「ウソッ」
そう言えば、当麻くんとカラオケ言ったコトないかも……。
「もしかして……」
「いや、音痴じゃねぇぞ? バラードしか歌わねぇからな。場に合わないし?」
「フフッ」
「いや、だから違うっつの!」


