「お母さんは当麻くん気に入ってるし、

お父さんも『当麻くんにボディーガードしてもらえるなら、さやも安心だな』

って言ってるんだよね」

「フフッ、絹川当麻が家ん中いる方が、なにかと危ないのにね~」



月ちゃんはニヤニヤ。

「そ。だから、お兄ちゃんが五ヵ条考えたんだって」

「そんなの、絹川当麻に通用するわけないのにねっ。

あ、そろそろダーリンの所に行かなくちゃ!」

月ちゃんは時計を見て、教室のすみに座っているグループをチラリと見る。