駐車場に着くと……。
中型の観光バスが何台か停車してるものの、私たちが乗ってきた大型のバスは見当たらなかった。
「……やっぱり置いてかれたんだね」
彩菜が声を落とし、横田くんもため息ついてる。
「困ったね……。タクシーで帰るとしても、先生に連絡入れておいた方がいいよね。
もしかして、まだ探してくれてたら大変だし」
「じゃ、オレが水族館で電話借りて、ホテルに連絡入れてくる」
「横田くん! なんで今頃それに気付くのぉ~!?」
彩菜が声裏返しながら叫んでる。
確かに……。私もそれは思いつかなかった。
ホテルにかけて、フロントの人に聞けば、先生の携帯ぐらい調べてくれそうなもんだよね。
「しょーがないじゃん。今思いついたし? じゃ、行ってくる!」
横田くんは苦笑いしながら、私たちを置いて、もう一度水族館の方へと走っていった。
……すると、角を曲がって見えなくなったはずの横田くんが、
またすぐにこっちへ戻ってきた。
「あれっ!? どうしたの?」
「イヤ~……それが」
横田くん、気まずそうな顔をして、私と彩菜を見比べる。
中型の観光バスが何台か停車してるものの、私たちが乗ってきた大型のバスは見当たらなかった。
「……やっぱり置いてかれたんだね」
彩菜が声を落とし、横田くんもため息ついてる。
「困ったね……。タクシーで帰るとしても、先生に連絡入れておいた方がいいよね。
もしかして、まだ探してくれてたら大変だし」
「じゃ、オレが水族館で電話借りて、ホテルに連絡入れてくる」
「横田くん! なんで今頃それに気付くのぉ~!?」
彩菜が声裏返しながら叫んでる。
確かに……。私もそれは思いつかなかった。
ホテルにかけて、フロントの人に聞けば、先生の携帯ぐらい調べてくれそうなもんだよね。
「しょーがないじゃん。今思いついたし? じゃ、行ってくる!」
横田くんは苦笑いしながら、私たちを置いて、もう一度水族館の方へと走っていった。
……すると、角を曲がって見えなくなったはずの横田くんが、
またすぐにこっちへ戻ってきた。
「あれっ!? どうしたの?」
「イヤ~……それが」
横田くん、気まずそうな顔をして、私と彩菜を見比べる。


