「自称、ネコアレルギーらしい」

当麻くんはそう言って、お腹抱えて笑ってる。

ブッ、自称って……。



そっか、ウチって動物飼ったコトなかったもんね。

お兄ちゃん、実は苦手だったんだ?

「ルイはこんなに大人しいのにねー」

「だろ? これから色々助けてもらわねぇとな? 流星さん除け」

って言って当麻くんは五ヶ条をもう一度眺めていた。



「……んだよ、コレ。一もニも……オレらには厳しいよな?」

「……守ろうね。一緒に住むマナーだし」

「なに優等生みたいなコト言ってんの? さや、守れんだ? あ、特に四ムリだな」

“キスは1日1回まで”



「さっきもう今日の分しちゃったね?」

ちょっとイジワルで言ってみる。

そしたら、突然当麻くんに抱きよせられた。