恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

今日って自由行動じゃないし、先生の携帯番号書いた紙を、全員がホテルに置いてきていた。

あれだけ先生に持って行けって言われてたのに、こんなコトになってから後悔するんだよね……。

これじゃ、連絡しようがないな。

もう1度出口まで行くコトを提案して、行ってみたけど、ウチの生徒はもちろんのコト、先生もいなかった。



「どうする……」

横田くんは、落ち着かない様子でオロオロしてる。

彩菜も不安気に横田くんを見つめて、そして私を見る。

「間に合わないかもしれないけど、とりあえず集合場所まで行ってみよっか」

ふたりともどうしたらいいかわからないみたいで、結局は私に答えを求めてくる。

私がしっかりしなくちゃって思うけど、初めての場所だし、

表には出さないけど、私だってかなり不安。



ここまでバスで来たけど、ホテルからだと数時間かかったし、

タクシー乗って帰るにしても、お金もそんなに持ってきてない。

みんなの持ち金合わせて、足りなかったら、先生に借りようか。

なんて考えてたら……。