恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

それは……意外にも、レナだった。

「さや、どこにいたの? もぉ~、探したよ?」

お昼のコトもあり、なんだか気まずい私とは対照的に、

レナはもうなにも気にしてないかのような表情をしていた。

「ちょっと……トイレに」

「そうなんだ。……彩菜から話は聞いたよ。彼氏とケンカしたんだってね」

……彩菜、さっきの見てたんだ。




「ケンカっていうか……」

「お昼、あんな言い方してゴメン!」

「えっ……そんな、私こそ叩いたのに。レナ、ゴメンね。なんだかカッとなっちゃって」

「ううん、気にしないで!」

レナは屈託のない笑顔を私に見せ、もうホントになにも気にしてないように見えた。




「レナ、みんなは? 私がトロトロしてる間に誰もいなくなっちゃった」

「あぁ! イルカのショー見に行ったよ」

イルカの……? じゃあ、彩菜も?

「でも、時間あんまりないよね」

「それがさぁ、先生のスケジュールミスで、集合時間30分延長するコトになったんだって」

「えーっ、そうなの!?」