「……神原? あぁ、アイツしつこいから」
いきなり神原さんの名前が出てきて、キョトンとしてる。
「しつこいって思うなら、もっと冷たくしたら?」
「なに、妬いてんの?」
当麻くんは嬉しそうな顔をして、
床に片手をついた体勢で、片方の手を私の髪に絡ませてくる。
慌ててその手を払い、無理やり起き上がった。
「……当麻くん、神原さんには優しい気がする」
「そーかな」
フッと笑うと、当麻くんもその場に座り直す。
「いつもなら、寄ってくる女の子を、もっと突っぱねるよね?
なんか……違うっていうか」
当麻くん、普段そんなに女子と絡まないんだよね。
学校でもひとりで行動してるコト多いし、
仲間で騒ぐ時は、3年生も混じってたりと
あんまりクラスに固執してない。
修学旅行だから……
やっぱりいつもとは違う気分なのかな。
いきなり神原さんの名前が出てきて、キョトンとしてる。
「しつこいって思うなら、もっと冷たくしたら?」
「なに、妬いてんの?」
当麻くんは嬉しそうな顔をして、
床に片手をついた体勢で、片方の手を私の髪に絡ませてくる。
慌ててその手を払い、無理やり起き上がった。
「……当麻くん、神原さんには優しい気がする」
「そーかな」
フッと笑うと、当麻くんもその場に座り直す。
「いつもなら、寄ってくる女の子を、もっと突っぱねるよね?
なんか……違うっていうか」
当麻くん、普段そんなに女子と絡まないんだよね。
学校でもひとりで行動してるコト多いし、
仲間で騒ぐ時は、3年生も混じってたりと
あんまりクラスに固執してない。
修学旅行だから……
やっぱりいつもとは違う気分なのかな。


