「絹川くんってヤンキーだけど、さやと付き合ってるし、いい人だと思ってた。
さっきのは……ヒドイよ。ホントは、文句言いたかったんだけど、
やっぱ怖いからムリで、あぁするのが精一杯だった」
「えー……。もしかして、わざと落としたとか!?」
ハニかむ彩菜を見て、そう言うと、
エへへって笑っていた。
「そうだったんだ」
「だって……さや、辛そうだったし」
普段クラスで彩菜とそんなに話すコトないし、
当麻くんとのコトも話したコトなんてない。
けど……わかってくれてたんだ。
「ありがとう……。なんか……当麻くんのコト、よくわかんないや……」
いつも一緒に住んでて、色々知ってるつもりだったのに
1、2年共クラスが違うし、
一緒にいない時の当麻くんを、私はよく知らないかもしれない。
ちょっと泣きそうになってると。
「浮かない顔すんなって。笑顔のないオンナはかわいくねーぞ? ホラ、笑え!!」
潤くんが頭をパシッとたたいてきた。
さっきのは……ヒドイよ。ホントは、文句言いたかったんだけど、
やっぱ怖いからムリで、あぁするのが精一杯だった」
「えー……。もしかして、わざと落としたとか!?」
ハニかむ彩菜を見て、そう言うと、
エへへって笑っていた。
「そうだったんだ」
「だって……さや、辛そうだったし」
普段クラスで彩菜とそんなに話すコトないし、
当麻くんとのコトも話したコトなんてない。
けど……わかってくれてたんだ。
「ありがとう……。なんか……当麻くんのコト、よくわかんないや……」
いつも一緒に住んでて、色々知ってるつもりだったのに
1、2年共クラスが違うし、
一緒にいない時の当麻くんを、私はよく知らないかもしれない。
ちょっと泣きそうになってると。
「浮かない顔すんなって。笑顔のないオンナはかわいくねーぞ? ホラ、笑え!!」
潤くんが頭をパシッとたたいてきた。


