「どんくせ~なぁ」
潤くん、そう言いながらも床に散らばったペンやノートを、すぐに集めている。
口は悪いけど、優しいよね。
私も急いで拾ってた……ら。
しゃがんでると、目の前に……誰かが立つのがわかった。
そして、彩菜のペンを私に手渡してくれる。
「ありが……」
誰かなって思って、お礼言うために顔を上げたら……。
思わず、そこで息を飲んでしまった。
……うわ、当麻くんだし。
さっきのコトもあるし、笑顔になれない。
「さや、まだいたんだ? 広間入った時、いねぇと思ったんだけど」
今日の弁解も、さっきの弁解もまずナシ。
で……それ?
ホント、呆れちゃうよ。
私が見てないと思って……。
全部見てたんだから!
潤くん、そう言いながらも床に散らばったペンやノートを、すぐに集めている。
口は悪いけど、優しいよね。
私も急いで拾ってた……ら。
しゃがんでると、目の前に……誰かが立つのがわかった。
そして、彩菜のペンを私に手渡してくれる。
「ありが……」
誰かなって思って、お礼言うために顔を上げたら……。
思わず、そこで息を飲んでしまった。
……うわ、当麻くんだし。
さっきのコトもあるし、笑顔になれない。
「さや、まだいたんだ? 広間入った時、いねぇと思ったんだけど」
今日の弁解も、さっきの弁解もまずナシ。
で……それ?
ホント、呆れちゃうよ。
私が見てないと思って……。
全部見てたんだから!


