恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

当麻くんの班じゃないのに、あのコ当麻くんと一緒なんだ……。

クラスは同じなのかな。

自由行動していいなら、私だってしたいよ……。

モヤモヤしながら自分の班に戻る。



「さや~! 待ってたぜ。さやがいないとまとまんねぇ。あ、ついでにタロも」

潤くんが明るい調子で行ってくれて、班のみんなが笑ったコトで、場の空気が和む。

レナは怒ってるかと思ったら、今はもう笑顔だった。

「さっきはゴメンね! 班のまとまり悪いからイライラしちゃってぇ。

ホラ、他の班のメンバーみんな仲いいし」

レナ、やっぱり悪気なかったのかな……。

確かに、ウチの班だけ会話がないのは私もすごく気にはなってた。




「仲良くしよ~ぜ! 消灯まで時間あるし、先生の見回りあるまでオレの部屋で……」

「潤くんの仲良くって……なんか、不純~! さやにヘンなコトしたら許さないから!」

優香が潤の頭をペチッ! って叩き、またみんな爆笑。

「い~じゃん、別に。さ、さやはココ座って」

潤くんが自分の横を開けてくれる。

みんな笑顔で頷いてるから、座らないわけにもいかなくて

とりあえずそこに座った。