恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

「気を付けた方がいーよ。オレもだけど、さやもね」

「私もっ? え……それってどういう……」

「……さぁ? なんとなく思ったコトを言っただけ」




タロくんはそのまま口をつぐんでしまって、

もう何も言わなかった。

レナが私たちに敵意持ってるってコト?

なんだか深く聞くコトができず……

そのまま広間へと戻った。





中に入って見渡すと、もう半分以上の生徒が広間から消えていた。

ウチの班は……。

さっきいた場所に目をやると、まだみんな残っていた。

……もしかして、待っててくれたのかな!?

いなかったら……って思うと不安だったけど、みんなの姿を見たら、なんだか安心してきた。

私たちの姿を見て、潤くんが笑顔で、大きく手を振ってくれていた。