陰からこっそり出てくるメンバーを見ると、
当麻くんを含め、ヤンキーっぽい男のコが4人と、
ギャル系の女のコが、4人。
当麻くんの班の女のコは、先に来たって富士先生は言ってたよね……。
じゃぁ、違うメンバーで勝手に班作ったってコトなのかな。
状況が分からないから、勝手に想像するしかなくって。
あとで……当麻くんと直接話したいな。
そうだ、タロくん探して戻らなきゃ。
フロアが静かになったのを確認して、タロくんの部屋を探す。
けど、探すといっても部屋番知らなかったっけ。
途方に暮れそうになってると、タロくんがちょうどトイレから出てきた。
「……あっ!」
私の声に微動だにせず、タロくんがこっちをチラッと見る。
「なんで来たの?」
「なんで……って。レナもちょっと言い過ぎだったし、タロくん……戻ろう?
レポートに名前書いてもらえないよ……」
「わかってる。別にいいよ、あんなの」
タロくん、レナがそうするってわかってたかのような言い方。
それに、なんだかふてくされてる……。
当麻くんを含め、ヤンキーっぽい男のコが4人と、
ギャル系の女のコが、4人。
当麻くんの班の女のコは、先に来たって富士先生は言ってたよね……。
じゃぁ、違うメンバーで勝手に班作ったってコトなのかな。
状況が分からないから、勝手に想像するしかなくって。
あとで……当麻くんと直接話したいな。
そうだ、タロくん探して戻らなきゃ。
フロアが静かになったのを確認して、タロくんの部屋を探す。
けど、探すといっても部屋番知らなかったっけ。
途方に暮れそうになってると、タロくんがちょうどトイレから出てきた。
「……あっ!」
私の声に微動だにせず、タロくんがこっちをチラッと見る。
「なんで来たの?」
「なんで……って。レナもちょっと言い過ぎだったし、タロくん……戻ろう?
レポートに名前書いてもらえないよ……」
「わかってる。別にいいよ、あんなの」
タロくん、レナがそうするってわかってたかのような言い方。
それに、なんだかふてくされてる……。


