恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

「もうなんでもアリだ。何度も聞くが、飲酒はしてないな?」

「してませ~ん! 誓いまっす」

数人の男のコの声と、女のコの声。




さっき神原って女のコの声がしたけど、

一緒にいなくなったメンバーの中に……

まだ女のコも混じってたんだ。

今聞こえた感じだと、4~5人ぐらいはいるような。




胸の中にイヤなモヤモヤ感が広がってくる。

「じゃ、解散~」

明るく女のコの声が聞こえる。

そして、当麻くんの声。

「あ~、かったりぃな。風呂もまだだっつーの。レポートが先かよ……」

「当たり前だろ! 風呂は1分で入れよ? 消灯は22時だ! 今度破ったら……わかってるな?」

沖田先生のお怒りの声。




みんなが出てくる気配がして、

なぜか思わず、部屋の入り口からは見えない、エレベーターとは反対側にある柱の陰に隠れてしまった。