恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

「アイツ……落ちるの、時間の問題じゃない?

いいなぁ、修学旅行、秘密のカップル誕生!! 秘密は守るよ」

またそんなコト言ってくる……。

潤くんは、広間の端に置いてあるプリントを取りに、前に行ったから聞いてないんだけど、

残っていた他のメンバーは、黙ってレナの言葉を聞いていた。

そこでタロくんが初めて発言……。



「レナ……潤を殺す気か?」

「えっ?」

「さやの彼氏って……絹川だろ。手ぇ出したら、殺されるぜ?」

確かに……。

だけど、浮気した場合は私も同罪。

『さやも一緒にツブす』ってよく当麻くん冗談混じりに言ってるからね。

疑われないよう、私も注意しなくっちゃ。

「ヤダ~、こんなのゲームでしょ。旅行の間ぐらい、違うひとと仲良くしたっていーじゃない。

タロくんの彼女だって、班行動の時他の男子といちゃついてたよ?」




そう言えば……タロくんの彼女、違うクラスなんだけど

首里城で会った時、確かに他の男子とベタベタしてたんだよね。

タロくんはそれ見て、ムッとしてたけど、黙って見て見ぬフリしてたっけ……。