恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏

点呼は学級委員がとるコトになってて、

根回しがきいてるのか、学級委員は、先生に

「全員そろってます」なんて、大ボラを吹いていた。




私の方がドキドキしちゃうよ……。

クラスごとに、校門前に横付けされた観光バスへと乗りこむ。

ウチのクラスの順番が来た時、列のうしろで

「うっ!!」

って、声をおし殺したような、悲鳴が聞こえた。




振り向くと、そこには……。

「絹川、いい度胸だな。

初日からオレに挑戦する気か?

勝手な行動は……ゆるさーんっ!!」



当麻くんの変装(?)もむなしく、

体育の中園先生にアッサリ見つかった。

「絹川はオレと同じバスだ。

となりに座ろうな? たっぷりかわいがってやるぞ」


「ちょ……マジやめろって……。

近寄んなよ、オレにはそーいう趣味ねぇっつの!! わーっ!」

……あ~あ。