「ったく着いたよ」 「「「はい!!」」」 もう突っ込むことも面倒臭い あたしは屋上の扉に手をかけて 「鬼野ってやつはいる?」 勢いよく開けた そこにはソファがひとつ 「俺だけど?」 そしてそのソファに座る一人の男 あたしの昼寝の邪魔をした鬼野だ 「なに?俺になんか用?」 足を組み頬杖をついてこちらを物珍しそうに見ている 確かに男三人連れてこんな不良に向かってくる女子は珍しいと思う だけどあたし的にはその髪色が1番珍しいと思う