重い荷物を抱えて 前に何があるのかさえわからない状況だった だから…… 気がついた時、あたしは体が浮いていた 正確には足が地面についていなかった 誰かに後ろから押された感覚があった 落ちるっ……… バサバサッと紙が落ちる音がした 「危なっかしい女だなぁ」 「へっ?」 「オレがいなかったらお前、ケガしてた」 「善……ありがとう……あたし誰かに押されて…」 善がいてくれて良かった 「やっぱりお前、誘ってんだろ」