そう言って少し寂しそうに笑った 「でもいいの。いつか善が自分から自分の話をしたいって思える日がくると思うから」 「そうだね」 あたし達は湯船に浸りながら そんな話をした 「あたしね、月子ちゃん。 あたし、今先輩のこと、少しも考えてないの」 月子ちゃんはあたしの顔を不思議そうに見つめた 「前はもっと考えてた。 前って言っても今日以外。でも先輩が恋しかった」 先輩に会えなくて泣いた日もあった どうしようもなくて切なくなった