「はい!」 近くのカフェに入って、 あたしは今日のことを話した 「俺のアドレス消されちゃったんだ。でも今日会えてよかった」 「はい」 あたしはこの時間が好き 「男の子と寮が一緒なんて心配だな。キスとかされてない?」 「え?!」 キス…。 あれは…あれは…キスだよね 紛れもない、 あたしのファーストキス 思い出して、そっと唇を触る あの時の感覚が今更よみがえってきた 「亜稀ちゃん?」 「は、はい!」