「亜稀ー!!起きなさーい!!」


「もう起きてるー!!」



ママの怒鳴る声が部屋に響く


下に行くと、ママが朝食を用意していた



「あ、制服似合ってるじゃん。さっすが私の娘♪」

「何それ」


「亜稀は私に似て、可愛いから。色白で細くて、目が大きくて、私の自慢の娘」



そんなこと言ってくれるのは嬉しいけど、
いきなりすぎるでしょ


「だから亜稀がこれから三年間、寮生活なんてさみしいな」


ママがニコニコしながらあたしに言う