私が持っていたすっごく重たい
洗濯物を


誰かが、

軽々と運んでしまっている。


えっと、

だれ?



「センパイ!早くしてくださいよ!」



ん?

なんだか、聞いたことのある声・・・。


「椎!?」

「のぁ!?ちょっとセンパイ・・・
いきなり叫ばないでくださいよ
もうちょっとで落ちるとこっすよ?」

「え・・・あっ、ごめん!」




正直驚いた。

椎はあたしより身長低いし、
足も

男の子なのにすっごく細い。



腕だって・・・・・・、

けど

あたしが重いって思ってたものを
軽々と運んじゃってる。




やっぱり・・・・・・、

男の子なんだ・・・。


いや、

最初から分かってはいたんだけど・・
可愛かったから。



どんなに可愛くても・・・・・・
男の子だよね、椎も。