わたしの手をとり、無言のままその箱を握らせた。 「なにしてるの?」 言葉がこれ以上思いつかない。 怒鳴ってくれたら、問い詰めてくれたら言い訳のひとつでも出来るのに…。 何も言ってくれない。 「透、何か言ってよ。 」 わたしは透にすがりつく。 透は何も悪くない。 悪いのはわたし。 わたしが、篤己を本心から拒めなかったから・・・