「どうかしたんですか???」
物音に気付いた社員達が駆けつける。
何が起きたのかは見たらわかるとおもう。
でも、わたし 今…
篤己に抱きしめられてる。
「課長、額から血が…」
慌てて駆け寄る先輩。
わたしをかばったから。
篤己がケガを…
「ちょっと切れただけ…かすり傷だから。 俺より花形を見てやってくれ」
スーっと立ちあがり何もなかったかのように篤己はたち去って行った。
「花形さん大丈夫?」
「はっはい。」
「立てる?」
「はい。 すいません」
ありふれた会話の最中もわたしはちがうこと考えてる。
わたし達どんなふうに見えたんだろう…
上司が部下をかばった。
そんな都合がいいように見えただろうか?



