そうしたら… 篤己の事も全部忘れるから… わたしにとって一番大切な人は透なんだ。 透だけは失いたくないの。 わたしの横で寝息を立てながら眠る透は、篤己なんかよりお子様で… わたしがどっちかというと引っ張っている。 いつも守られて、引っ張られて… 俺に付いて来いって恋ばかりだった。 わたしが、甘えん坊でお子様だから大人の男の人に憧れた。 篤己は理想の先輩で、理想の恋人だった。 でも… なんかいつも遠かったんだ。 近くにいても遠かった。