いつもどうりの
素っ気ないメールを送り
携帯をパチンと閉じた。



カナメをベッドに

移そうと
思い抱えようとしたら



ピンポーンと
耳障りな音が聞こえた。



うるせぇ、

そう思いながら


カナメを
抱えベッドへ運んだ。



カチャリと
玄関の鍵を開けると

イノシシのように
壱瑚が突進してきた。



「カナメちゃーん!!!!」



つか、来るの早くね?



そんな疑問が
浮かんだが……。


あえて
突っ込まない事にした。



それから
10分ぐらいで

千歳も息を
切らしながら来た。



2人とも撮影が
あったらしいけど…



急用が出来たと

ダッシュで
抜けてきたらしい。



壱瑚も千歳も俺も
カナメの事になると、
他の事には目もない。



これは、
重症だよな…




空海side終わり