「ふぅ……」



どうして誰も
教えてくれないんだろう。



ママもパパもハルも。



千歳くんや壱瑚くん
空海くんは教えてくれた。



何があったのか…



それだけが
解らない。



知っているのは
パパ、ママ、ハルだけ?



私が忘れたのは…
いらない記憶だったから?



ううん、何か…



大切なことを
忘れている気がする。



そんなことを
考えながら私は
深い眠りについた……。