翌日。

私はいつも通り登校した。

下駄箱は七海 怜が移動したみたい。

よくこんなど真ん中に入れたなぁ。

ある意味凄いわ。

普通ははじっこに置くもんじゃないの?

転校生なんだし。


私は下駄箱をあける。

……何これ?

上履きの上にピンクの封筒。

可愛らしいな。

不思議に思いながらも、その場で封筒をあける。

『──篠田 未菜。今日の放課後、屋上で待ってる──』

可愛らしい封筒とは反対の文章。

こわっ!

はぁー。

なんでこー呼び出しされるかなぁ……?

私、なんもしてないって。

女子って怖いなぁ。

ま、自分も女子っていうね。