放課後。

授業は、受けてたけど先生の声は頭に入って来なかった。

「未菜ー、部活……」

栞那の声がだんだん小さくなっていたので、不思議に思い、そちらに顔をむけると、栞那の前に七海が立っていた。

「何?栞那」

七海を無視して栞那に話しかける。

「あ、いや、部活行けるのかなって……」

七海に対してそわそわしい態度をしている栞那。

「あぁ、活動は出来ないけど、見てるだけなら」

ま、理由もわかるけどさ。

だって、背後でドス黒いオーラが放たれてる。