隼人くんが気になってゲームが手につかない。 そんな私に気付いた山之内さんが私を見ながら笑いながら、 「私さっき見たんだけどぉ~、高須賀くん、横溝さんとどこかに向かってたよ~」 そう言った。 続けて山之内さんの友達たちが口々に話し出す。 「学校抜けだしたんじゃないの?」 「2人って付き合っての!?」 「どっかのオタクよりはお似合いだよね~」 私は気にしてないかのように山之内さんたちを無視した。 でも、本当はズタズタに傷つていた。