…なんでや。
俺って別に方向音痴ちゃうよな?
無駄に広すぎるこの学校が悪いんやよな?
うん。今の俺の状況を説明しよう。
迷った。
かれこれ、もう20分は歩いてるで!?
せやのになんで着かへんのや!?
はぁー…。
こんなんになるんやったらちゃんと宇宙人とこればよかったわ…。
それもこれもあの美形のくそ野郎が変なことばっかいいよるでやわッ!!
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
イライラするーッ!!
「…真葵?」
いきなり後ろから声がするから、
「あぁん?」
つい条件反射で返事をしてもうた。
あ。俺、真葵ちゃうわ。
今は、諒やわ。
せやったら、誰が本名で呼んでんねや?
「あ…。」
懐かしい顔ぶれや…。
「なんで真葵がここにいるの!?」
「暁たちこそ。」
「俺らはここの生徒だもん!!」
「「「総長ッ!?」」」
「今は総長ちゃうでー。」
なんで竜兄なんも言ってくれへんかったんや?
あ、真葵って話しかけてきたのが、俺の幼馴染みでもある、本城 暁(ホンジョウ サトシ)。
後でいっぱいはなしかけてきたのが、俺が総長やってた族の子達。
「ここ男子校だよ!?
なんで真葵がいるの!?」
「俺もよぉわからへんねや。
親父が適当に決めたらしいわ。」
「さすが諒史さんというかなんというか…。」



